33PM087|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
A市の高齢者を対象とした口腔機能向上に関する講話を依頼され、対象者に事前アンケートを行うことになった。優先すべき項目はどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b:むせることはありますか。、d:噛みにくいものはありますか。
この問題のポイント
口腔機能向上の講話では、対象者自身が感じる嚥下と咀嚼の低下を先に把握します。むせは嚥下、噛みにくさは咀嚼・歯や義歯の問題を反映します。
解説
事前アンケートは、地域高齢者のニーズに合わせて講話内容を設計するために行います。水や汁物でむせるかは、嚥下反射、喉頭閉鎖、食塊流入速度に関する重要な自覚項目です。硬い食品・繊維性食品などに噛みにくさがあるかは、歯数、義歯適合、咬合力、舌・咀嚼筋機能の低下を示唆します。回答から誤嚥予防、食形態、義歯管理、咀嚼訓練を重点化できます。間食や好物は栄養・う蝕には関係しますが、口腔機能低下を直接拾う質問ではありません。
選択肢の確認
- a 間食はしますか。:食習慣とう蝕・栄養評価には役立ちますが、咀嚼・嚥下機能低下の有無を直接把握できません。
- b むせることはありますか。:飲食物が気道へ侵入しかける徴候を尋ね、嚥下安全性低下や誤嚥リスクを把握できます。
- c 好きな食べ物はありますか。:関心を引く話題にはなりますが、好き嫌いだけでは食べられない理由や機能障害を判定できません。
- d 噛みにくいものはありますか。:食品別の咀嚼困難を尋ねることで、歯・義歯・咬合力などの機能低下を捉えられます。
覚えるポイント
口腔機能の問診は「むせ・噛みにくさ・食べこぼし・口の乾き・滑舌」を具体的な生活場面で尋ね、必要な検査へつなげます。