33PM107第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

加齢による握力低下で歯ブラシが握りにくくなった高齢者に対して、歯ブラシの柄を太くすることで、握りやすさが向上し歯磨きがしやすくなった。この状態で改善したのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:活動の制限

この問題のポイント

ICFでは、握力低下は心身機能の問題、歯磨きをうまく実行できないことは活動制限です。柄を太くする環境調整で歯磨きという課題の遂行が改善しています。

解説

国際生活機能分類〈ICF〉は、心身機能・身体構造、活動、参加と、環境因子・個人因子の相互作用で生活機能を捉えます。本例の加齢による握力低下は筋力という心身機能の機能障害です。その結果、細い柄を把持して歯ブラシを操作する日常生活行為が難しい状態は「活動の制限」に当たります。柄を太くする自助具的工夫は環境因子への介入で、必要な握力と巧緻性を減らし、歯磨きの実行を可能にします。筋力そのものや手の形態を治したわけではなく、社会的役割や地域活動への関与を直接改善した事例でもありません。

選択肢の確認

  • a 機能の変調:握力低下という心身機能の障害自体は残っており、太い柄は筋力を回復させた介入ではありません。
  • b 形態の不全:手指や骨格の欠損・変形を修復した事例ではなく、道具の形状を環境側で変更しています。
  • c 活動の制限:歯ブラシを握って歯磨きを遂行する困難が、太い柄により軽減して実行しやすくなりました。
  • d 参加の制約:就労、家庭内役割、地域交流など生活場面への関与の問題は、この事例では直接扱われていません。

覚えるポイント

ICFの具体例は、筋力低下=心身機能、歯磨きできない=活動制限、対人交流や社会役割が難しい=参加制約、太柄や介助者=環境因子と対応させます。

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