32PM089第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

高齢者において6 か月間で明らかな栄養障害とみなす体重減少率はどれか。 1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d:10 %

この問題のポイント

高齢者の意図しない体重減少は低栄養の重要な徴候です。通常体重に対し6か月で10%以上の減少は、明らかな栄養障害を疑う基準になります。

解説

体重減少率は「(通常体重-現在体重)÷通常体重×100」で計算します。たとえば60 kgだった人が6か月で54 kgになれば6 kg減、すなわち10%です。短期間の大きな減少は、摂取不足、嚥下障害、義歯不適合、悪性腫瘍、消化吸収障害、抑うつ、薬剤などを疑う契機になります。体重だけで診断せず、BMI、食事量、筋肉量、浮腫、血液所見、生活状況と合わせて評価しますが、6か月10%は1~7%の変動より明確に重い警告所見です。

選択肢の確認

  • a 1 %:測定条件や水分量でも変動し得る範囲で、6か月の明らかな栄養障害を示す基準には達しません。
  • b 3 %:経過観察や原因確認は必要になり得ますが、「明らかな」栄養障害とする6か月基準より小さい値です。
  • c 7 %:臨床的に注意すべき減少ですが、本問が問う6か月間の明確な判定値10%には達しません。
  • d 10 %:通常体重の1割を半年で失う変化で、意図しない場合は明らかな栄養障害として精査が必要です。

覚えるポイント

体重減少は割合と期間を組にして判断します。高齢者では食事量だけでなく、口腔機能、義歯、嚥下、独居、認知機能、疾患・薬剤まで原因を探索します。

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