32PM003|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
細胞質基質で行われる代謝はどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a:解糖
この問題のポイント
解糖系は細胞質基質でグルコースをピルビン酸まで分解し、ATPとNADHを得る。酸素やミトコンドリアの有無にかかわらず進行できる。
解説
解糖では1分子のグルコースから正味2ATP、2NADH、2ピルビン酸が生じる。酸素が十分ならピルビン酸はミトコンドリアへ入りアセチルCoAとなり、クエン酸回路と電子伝達系へ進む。嫌気条件では乳酸へ還元され、NAD+を再生して解糖を継続する。脂肪酸のβ酸化、クエン酸回路、電子伝達系は主にミトコンドリア内で行われるため、局在が異なる。
選択肢の確認
- a 解糖:細胞質基質にある酵素群がグルコースをピルビン酸へ変換し、基質レベルのリン酸化でATPを作る。
- b β酸化:脂肪酸をアセチルCoA単位へ分解する反応で、真核細胞では主としてミトコンドリア基質で進む。
- c 電子伝達系:NADH・FADH2の電子を酸素へ渡し、内膜のプロトン勾配でATPを合成するミトコンドリア内膜の反応である。
- d クエン酸回路:アセチルCoAを酸化してNADHなどを産生する経路で、ミトコンドリア基質に酵素群が存在する。
覚えるポイント
細胞質=解糖、ミトコンドリア基質=β酸化・クエン酸回路、ミトコンドリア内膜=電子伝達系。場所と産物を一緒に覚える。