32PM004|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
活性型ビタミンD3 の合成過程を図に示す。 ①の反応が行われるのはどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る
正解: c
正答
c:腎臓
この問題のポイント
図①は25(OH)D3を1α,25(OH)2D3へ変換する最終活性化、すなわち1α水酸化である。この反応は腎近位尿細管で行われる。
解説
皮膚では7-デヒドロコレステロールが紫外線BによりビタミンD3となる。次に肝臓で25位が水酸化され、血中貯蔵型の25(OH)D3〈カルシジオール〉になる。図①ではさらに腎臓の1α水酸化酵素によって活性型1α,25(OH)2D3〈カルシトリオール〉へ変換される。活性型は小腸でカルシウム・リン吸収を促し、骨代謝を調節する。副甲状腺ホルモンは腎の1α水酸化を促進する。
選択肢の確認
- a 肝臓:ビタミンD3を25(OH)D3へ変える25水酸化の場であり、図①の最終1α水酸化ではない。
- b 小腸:活性型ビタミンDの作用を受けてカルシウム結合タンパク質を増やす標的臓器で、活性化反応の場ではない。
- c 腎臓:近位尿細管の1α水酸化酵素が25(OH)D3を1α,25(OH)2D3へ変換する。
- d 皮膚:紫外線Bにより7-デヒドロコレステロールからビタミンD3を作る初期段階を担う。
覚えるポイント
ビタミンDは皮膚でD3、肝で25水酸化、腎で1α水酸化。最終産物カルシトリオールが小腸でCa・P吸収を促す。