32PM014|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
器官を模式図に示す。 多形腺腫の好発部位はどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a:①
この問題のポイント
図①は耳前部にある耳下腺である。多形腺腫は最も頻度の高い良性唾液腺腫瘍で、大唾液腺では耳下腺に最も多い。
解説
多形腺腫は上皮性成分と筋上皮性成分が粘液腫様・軟骨様間質を伴う多彩な組織像を示す。通常は無痛性で緩徐に増大する境界明瞭な腫瘤として現れ、耳下腺浅葉が代表的発生部位である。被膜外へ小結節が伸びることがあるため、単純核出では再発しやすく、適切な範囲で摘出する。長期放置例では悪性転化の可能性もある。
選択肢の確認
- a ①:耳介前下方に位置する耳下腺で、多形腺腫の大唾液腺発生例の大部分を占める好発部位である。
- b ②:頸部前面の蝶形臓器は甲状腺で、甲状腺腫瘍の発生部位だが唾液腺由来の多形腺腫は通常生じない。
- c ③:右上腹部の肝臓を示し、肝細胞癌や転移性腫瘍は生じるが唾液腺腫瘍の好発部位ではない。
- d ④:上腹部の膵臓で、膵管上皮性腫瘍や神経内分泌腫瘍などが問題となる臓器である。
覚えるポイント
多形腺腫は良性唾液腺腫瘍で最多、耳下腺に好発、無痛性緩徐増大、核出のみでは再発しやすい。小唾液腺では口蓋に多い。