32PM060|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
バイタルサインの測定に用いられる機器の写真(別冊午後No.26)を別に示す。 この機器で測定するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a:SpO2
この問題のポイント
写真は指先を発光部と受光部で挟むパルスオキシメータのプローブである。動脈血中ヘモグロビンの酸素飽和度SpO2を非侵襲的に測定する。
解説
パルスオキシメータは赤色光と赤外光に対する酸化ヘモグロビン・還元ヘモグロビンの吸光度の違いと、拍動性成分を利用してSpO2を推定する。同時に脈拍数も表示でき、歯科治療中の呼吸状態、鎮静時、基礎疾患をもつ患者の監視に有用である。指先の冷感、末梢循環不良、体動、マニキュア、強い外光などは測定誤差を生むため、数値だけでなく呼吸状態や意識も観察する。
選択肢の確認
- a SpO2:二波長光の吸収差から末梢動脈血酸素飽和度を連続的・非侵襲的に推定する、写真の機器の測定項目である。
- b 血圧:上腕または手首をカフで圧迫して動脈圧を測る血圧計を用い、指先の光学プローブ単独では測定しない。
- c 体温:電子体温計や赤外線体温計で温度を測定するもので、ヘモグロビン吸光度を利用する装置とは原理が異なる。
- d 呼吸数:胸腹部の動きを一定時間数えるかモニター波形で求め、通常の指先パルスオキシメータが直接測る値ではない。
覚えるポイント
パルスオキシメータはSpO2と脈拍。低値時はプローブ位置・末梢循環・体動を確認し、呼吸状態と合わせて判断する。