33AM024|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔の自然的清掃に関係するのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c:咀嚼、d:唾液
この問題のポイント
口腔の自然的清掃は、日常の口腔機能に伴って食物残渣や剥離細胞が除かれる仕組みです。人が意図的に行う洗口と分けます。
解説
咀嚼によって食片と舌・頰粘膜が歯面に接触し、食物残渣が機械的に移動・除去されます。唾液は流れによる洗浄で口腔内の可溶性成分や浮遊細菌を洗い流し、重炭酸などによる緩衝、カルシウム・リン酸による再石灰化、抗菌タンパク質による防御も担います。ただし、これらだけで成熟したバイオフィルムを十分に除去できないため、歯ブラシや歯間清掃用具が必要です。
選択肢の確認
- a 呼吸:空気の出入りは口腔内の食片を洗浄する主要な自然清掃作用ではなく、口呼吸はむしろ口腔乾燥を促すことがあります。
- b 洗口:水や洗口液を用いて意図的に行う人工的清掃法です。
- c 咀嚼:食物と口腔軟組織の運動で歯面から残渣を移動させる自然的清掃です。
- d 唾液:持続的な流出と洗浄作用で口腔を自然に清掃します。
覚えるポイント
自然的清掃の主役は唾液の流れと咀嚼・嚥下時の舌、頰、口唇の運動です。唾液分泌低下でう蝕や粘膜障害が増えるのは、これらの防御が弱まるためです。