32PM029|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
疾病の自然史を模式図に示す。 ①で行うのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:小窩裂溝塡塞法、c:フッ化物洗口
この問題のポイント
図①は前疾病期で、危険因子へ働き掛け発症を防ぐ一次予防の段階である。シーラントとフッ化物洗口はいずれも健全歯をう蝕から守る特異的防御である。
解説
疾病の自然史では、発症前に健康増進・特異的防御を行う一次予防、疾病が始まった後に早期発見・早期治療する二次予防、機能障害を抑え回復させる三次予防に分ける。小窩裂溝填塞はう蝕感受性の高い溝を物理的に封鎖し、フッ化物洗口は再石灰化促進・脱灰抑制で発症を防ぐ。初期う蝕の治療やSDFによる進行抑制は、既存病変へ介入するため二次予防側である。
選択肢の確認
- a 小窩裂溝塡塞法:健全な臼歯裂溝を樹脂等で封鎖してプラーク停滞を防ぐ、発症前の特異的防御である。
- b 初期う蝕治療:白斑などすでに始まった病変を早期診断して再石灰化管理するため二次予防に当たる。
- c フッ化物洗口:集団・個人で継続し、健全歯の耐酸性と再石灰化を高める一次予防のう蝕予防法である。
- d フッ化ジアンミン銀塗布:活動性う蝕の進行抑制を目的に既存病変へ塗布する場合、早期治療として二次予防となる。
覚えるポイント
一次予防は発症前のフッ化物・シーラント、二次予防は初期病変の発見と進行抑制、三次予防は機能回復。処置時点で分類する。