35AM106|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
摂食嚥下のある段階を模式図に示す。この段階はどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:先行期
この問題のポイント
図は食物をまだ口へ入れる前に、見て認識し、食べ方を判断して口へ運ぼうとする段階を示しています。
解説
先行期(認知期)は、食物の視覚・嗅覚などの情報から食べ物だと認識し、量や性状を判断して、食具を操作し口へ運ぶまでの段階です。食欲、注意、認知機能、上肢運動、姿勢などが関係します。図ではスプーン上の食物を見ているものの、まだ口腔内に取り込まれていないため先行期です。認知症では食物と認識できない、動作を開始できないなど、この段階から障害されることがあります。嚥下評価は口や咽頭の運動だけでなく、食事場面全体を観察します。
選択肢の確認
- a 咽頭期:嚥下反射により食塊が咽頭から食道入口へ通過する段階です。
- b 口腔期:形成された食塊を舌で口腔から咽頭へ送り込む段階です。
- c 準備期:食物を取り込み、咀嚼して唾液と混ぜ食塊をつくる段階です。
- d 先行期:食物認知と摂食動作の開始を示すため正しいです。
覚えるポイント
摂食嚥下5期は先行→準備→口腔→咽頭→食道です。「食物が今どこにあるか」と「何をしているか」で判断します。