33AM034|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
13歳の女子。ブラッシング時の出血を主訴として来院した。歯科医師からの指示で、歯ブラシとデンタルフロスの使い方を指導することになった。2週間後のデンタルフロス使用状況記録の一部を図に示す。自己効力感を高めるための言語的説得に該当するのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:使い続けられて偉いですね。
この問題のポイント
自己効力感は「自分はその行動を実行できる」という感覚です。図で実際にフロスを継続できた行動を言葉で具体的に承認する声掛けを選びます。
解説
Banduraの自己効力感を高める情報源には、遂行行動の達成、代理的体験、言語的説得、生理的・情動的状態があります。本人は「面倒だけど、1日1回は使う」と行動を継続しています。「使い続けられて偉い」とその成功を言葉で評価することは、支援者から「あなたはできる」と伝える言語的説得であり、継続への自信を強めます。結果でなく努力と実行を具体的に承認するのが有効です。
選択肢の確認
- a 使い続けられて偉いですね。:実際の継続行動を言葉で肯定し、本人の実行可能感を高める言語的説得です。
- b 面倒なこともありますよね。:気持ちを受け止める共感的応答ですが、できるという信念を直接強化する説得ではありません。
- c 就寝前は使うようにしましょう。:行動の時間を提案する指示で、本人の成功能力を承認していません。
- d デンタルフロスを使うと口の中がさっぱりしますよ。:行動の結果として得られる利益、すなわち結果期待の情報です。
覚えるポイント
自己効力感は「できると思えるか」、結果期待は「やれば良い結果が得られると思うか」です。成功した具体的行動を言葉で承認すると、言語的説得と達成体験を結び付けられます。