33AM061|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
障害程度と治療内容による障害者の歯科診療体制の図を示す。①に該当するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: d
正答
d:歯科大学附属病院の障害者歯科
この問題のポイント
図の縦軸は障害の程度、横軸は必要な歯科治療の複雑さです。①は重度障害かつ複雑な治療を要する領域なので、全身管理と高度な専門診療に対応できる三次的な施設を選びます。
解説
障害者歯科の診療体制は、患者の障害特性と治療内容に応じて役割分担されます。軽度で通常の行動調整により単純な処置が可能なら、かかりつけの一般歯科診療所が担えます。一方、重い知的・身体・発達障害があり、侵襲の大きな治療、鎮静法や全身麻酔、周術期の全身管理まで必要な患者には、多職種と設備を備えた歯科大学附属病院の障害者歯科が適します。図の①は縦・横とも高い右上にあるため、この段階に相当します。
選択肢の確認
- a 一般歯科診療所:軽度の障害で、通常の診療環境と基本的な行動調整により単純な処置ができる患者を主に受け持ちます。
- b 子ども病院の歯科:基礎疾患をもつ小児の診療には適しますが、障害の年齢範囲全体と高度で複雑な治療を示す①の代表施設ではありません。
- c 歯科医師会立口腔保健センター:地域の障害者歯科における専門的な二次診療や一般診療所の支援を担いますが、最重度・最複雑の領域には限界があります。
- d 歯科大学附属病院の障害者歯科:専門歯科医、麻酔科、医科との連携や入院設備を利用でき、重度障害者の複雑な処置に対応します。
覚えるポイント
診療施設は障害名だけで決めず、「障害の程度」と「治療の複雑さ」を二軸で評価します。重度かつ複雑なら、全身麻酔や医科連携まで可能な高次医療機関へ紹介します。