33AM102|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
矯正歯科治療時の模型の写真(A)とプライヤーの写真(B)を別に示す。この操作の後に使用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:④
この問題のポイント
模型写真は固定式矯正装置撤去時にブラケットを外している場面です。その後、臼歯に装着されたバンドを外すため、咬合面に支持を置きバンド辺縁を把持するバンドリムービングプライヤー④を用います。
解説
マルチブラケット装置による治療終了時は、アーチワイヤーを撤去し、ブラケットを専用プライヤーで歯面からデボンディングした後、臼歯バンドを除去します。④は一方の顎に歯面を傷つけにくい支持パッド、もう一方にバンド辺縁へ掛ける短い突起を備えています。支持点を咬合面に置いてハンドルを握ると、てこの作用でバンドを歯冠方向へ浮かせられます。エナメル質を傷つけないよう力の方向を管理し、撤去後は残存接着材を除去・研磨します。
選択肢の確認
- a ①:円筒状と角柱状の顎をもつワイヤーベンディング用プライヤーで、ループや屈曲の付与に使い、バンド撤去用ではありません。
- b ②:複数の丸い顎でワイヤーを段階的に曲げる形態で、バンド辺縁を引き上げる支持パッドを備えていません。
- c ③:幅広く平坦な顎でワイヤーや小器具を把持・調整するプライヤーで、臼歯バンド除去のてこ作用は得られません。
- d ④:咬合面用パッドとバンド辺縁に掛ける顎を備え、ブラケット撤去後に臼歯バンドを安全に外す器具です。
覚えるポイント
バンドリムービングプライヤーは「咬合面を支えるパッド+バンド辺縁を引く突起」が目印です。撤去後は接着材残留、亀裂、脱灰を確認します。