33PM019第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

A県の健康増進課が80歳になる県民を対象として調査を行うことになり、歯科衛生士会に協力依頼があった。調査計画の概要を図に示す。この研究方法から算出できるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:オッズ比

この問題のポイント

症例対照研究では結果の有無で対象者数をあらかじめ決めるため、発生率を直接求められません。過去曝露のオッズを二群で比較するオッズ比を算出します。

解説

曝露あり・なしと症例・対照の2×2表を作り、症例群の曝露オッズを対照群の曝露オッズで割った値がオッズ比です。セルを症例曝露ありa、症例曝露なしb、対照曝露ありc、対照曝露なしdとすれば、オッズ比はad÷bcです。対象者は現在歯数によって各100人選ばれており、母集団で新たに結果が起きた人数と観察人年は不明です。そのため罹患率、相対危険度、寄与危険度は直接計算できません。

選択肢の確認

  • a 罹患率:一定期間に新しく発生した症例数とリスク人口・観察時間が必要で、結果から抽出した症例対照研究では直接求められません。
  • b オッズ比:症例群と対照群における過去曝露のオッズを比較でき、症例対照研究の代表的な関連指標です。
  • c 寄与危険度:曝露群と非曝露群の発生率の差であり、両群を追跡して発生率を測る必要があります。
  • d 相対危険度:曝露群の発生率を非曝露群の発生率で割る指標で、結果別に人数を設定した本研究からは直接算出できません。

覚えるポイント

症例対照研究=オッズ比、コホート研究・介入研究=罹患率、相対危険度、寄与危険度を求められます。まれな結果ではオッズ比が相対危険度へ近似します。

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