33PM094|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
普通石膏の取扱いで適切なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:石膏をよくほぐした状態で計量する。、b:練和時間は30~60秒を目安とする。
この問題のポイント
普通石膏で精度のよい模型を作るには、メーカー指定の混水比を守り、均一に計量・練和し、気泡を巻き込まないよう印象の一端から少量ずつ注入します。
解説
粉末石膏は保存中の振動や沈降で見かけ密度が不均一になります。計量前に容器内で軽くほぐして均一化し、所定量の水を先にラバーボウルへ入れてから粉末を散布します。粉末全体を湿潤させた後、スパチュラで通常30~60秒を目安に滑らかな石膏泥へ練和します。印象への注入はバイブレータを弱く用い、一か所から少量ずつ流して先端部の空気を追い出します。一度に多量を置いたり強く押し付けたりすると、咬合面や歯頸部に気泡を閉じ込め、弾性印象材を変形させる原因になります。
選択肢の確認
- a 石膏をよくほぐした状態で計量する。:粉末の締まりによる見かけ密度のばらつきを減らし、指定混水比に近い一定量を計量できます。
- b 練和時間は30~60秒を目安とする。:この時間で粉末を十分に湿潤・分散させ、流動性が均一な石膏泥を作ります。
- c 印象体には一度に多量の石膏泥を注入する。:大量投入は細部に空気を封入しやすいため、一端から少量ずつ振動で流し込みます。
- d 石膏泥は強く押し付けながら盛り上げる。:強い圧力は印象材の変形と寸法誤差を招くため、弱い振動で自ら流入させます。
覚えるポイント
模型の気泡防止は「正しい混水比、粉を水へ、十分な練和、弱い振動、一点から少量ずつ」です。水が多いと強度低下・硬化膨張減少、少ないと流動性低下を招きます。