34PM054|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
矯正装置による上顎中切歯の移動様式を図に示す。この移動に用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:マルチブラケット装置
この問題のポイント
上顎中切歯の歯冠・歯根を三次元的に制御する移動様式に適した矯正装置を選ぶ問題です。
解説
マルチブラケット装置は各歯面にブラケットを接着し、アーチワイヤーの弾性とブラケットスロットの関係を利用して、傾斜移動だけでなく歯体移動、回転、圧下・挺出、トルクによる歯根移動を制御できます。図の上顎中切歯の移動には個々の歯へ精密な力系を与える必要があるため適します。力の大きさと歯周組織の反応を管理します。
選択肢の確認
- a 咬合挙上板:咬合を挙上して干渉除去や顎位誘導に用い、切歯の精密移動が主目的ではありません。
- b アクチバトール:成長期の顎位・筋機能を利用する機能的矯正装置です。
- c リンガルアーチ:保隙・固定源・限定的歯牙移動に用いますが、前歯根の精密制御は限られます。
- d マルチブラケット装置:歯冠と歯根を個別に制御でき正しいです。
覚えるポイント
精密な三次元歯牙移動は固定式マルチブラケット、顎成長誘導は機能的装置、保隙はリンガルアーチと整理します。