34PM086|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
85歳の男性。緩和ケア病棟の医師から口腔衛生管理を依頼された。主訴に口腔内の痛みがある。口腔内写真(別冊午後No.34)を別に示す。 観察できるのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:白苔
この問題のポイント
緩和ケア患者の口腔写真で、舌や粘膜を覆う白色付着物を識別する問題です。写真所見は白苔です。
解説
白苔は舌背や粘膜表面に付着する白色物で、剝離上皮、細菌、真菌、食物残渣、粘液などからなります。緩和ケアでは脱水、絶食、薬剤、口呼吸、セルフケア低下により厚くなり、口臭、味覚低下、疼痛に関与します。擦過で除去できるか、除去後に発赤・出血があるかを観察し、カンジダ症も鑑別して愛護的清掃と保湿を行います。
選択肢の確認
- a 潰瘍:上皮が欠損し陥凹した病変で、付着する白色物とは異なります。
- b 水疱:液体を含む隆起性病変で、写真の平面的白色付着ではありません。
- c 排膿:感染巣から黄白色の膿が流出する所見です。
- d 白苔:粘膜・舌面を覆う白色付着物として写真に一致します。
覚えるポイント
白色病変は『擦過で取れるか』を確認します。無理に剝がして出血させず、疼痛と全身状態を優先します。