34PM088|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
スクロースと比較してエリスリトールの歯垢に対する作用で低下するのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c・d:歯垢形成量、付着性
この問題のポイント
非う蝕原性糖アルコールであるエリスリトールが、スクロースと比べてプラーク形成へ及ぼす違いを問う問題です。
解説
スクロースは口腔細菌により酸へ代謝されるだけでなく、不溶性グルカン合成の基質となり、細菌の歯面付着とプラークマトリックス形成を促進します。エリスリトールは多くの口腔細菌が利用しにくく、グルカン形成にも使われないため、プラークの形成量と付着性が低下します。甘味料だけでう蝕を防ぐのではなく、清掃・フッ化物・摂取頻度管理も必要です。
選択肢の確認
- a pH:スクロースほど発酵されないためpH低下が抑えられ、pHそのものがさらに低下するわけではありません。
- b 緩衝能:主に唾液量・重炭酸などの性質で、甘味料が直接低下させる中心項目ではありません。
- c 形成量:グルカン基質になりにくく、プラーク量が減ります。
- d 付着性:粘着性マトリックス形成が少なく、歯面付着が低下します。
覚えるポイント
スクロースは『酸産生+不溶性グルカン』の二面でう蝕原性が高い。糖アルコールは代替策の一つです。