35AM060|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
施設入所者が自治体の移動支援事業を利用して、病院を受診することになった。この事業によって解消されるのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:物理的障壁
この問題のポイント
移動支援事業が、移動手段や建物へのアクセスなど「場所へ行けない」という物理的バリアを軽減する制度だと判断します。
解説
施設入所者が病院を受診したくても、歩行や車椅子移動、公共交通の利用、付き添いの確保などに困難があれば、医療機関へ到達する物理的障壁が生じます。自治体の移動支援事業は、外出時の移動を支えることで社会参加や必要な受診を可能にし、この障壁を軽減します。障害は本人の機能だけでなく、環境との相互作用で生まれるという視点が重要です。歯科でも段差、診療台への移乗、通院手段などを確認し、地域資源や訪問診療を含めてアクセスを整えます。
選択肢の確認
- a 意識的障壁:偏見や理解不足など人々の意識に起因し、移動支援の直接対象ではありません。
- b 情報的障壁:情報が得られない、伝達方法が合わない問題で、情報保障が必要です。
- c 制度的障壁:規則や制度が利用を妨げる問題で、制度改正・合理的配慮などが中心です。
- d 物理的障壁:移動・交通・段差などの障壁を支援で解消するため正しいです。
覚えるポイント
バリアは物理・情報・制度・意識に分け、支援内容が直接何を補うかで判定します。移動介助は物理的障壁への対応です。