35PM034|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
病理組織検査で、検体の採取直後に浸漬する液体はどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c:ホルマリン
この問題のポイント
病理組織検査用の組織を採取後すぐに固定する液を問う問題です。一般的には10%中性緩衝ホルマリンを用います。
解説
摘出組織は血流が途絶えると自己融解や腐敗が進み、細胞・組織構築が失われます。ホルマリン中のホルムアルデヒドはタンパク質を架橋して組織を固定し、生体内に近い形態を保存します。検体は乾燥させず、十分量の固定液へ速やかに浸漬し、患者情報と採取部位を正確に表示して病理部門へ提出します。
選択肢の確認
- a 蒸留水:低張液で組織を適切に固定できず、細胞変性を招きます。
- b キシレン:パラフィン標本作製時の透徹に用いる有機溶媒で、採取直後の固定液ではありません。
- c ホルマリン:一般病理組織検体の標準的な固定液です。
- d メタノール:細胞診標本などのアルコール固定に使うことはありますが、一般組織検体の標準選択ではありません。
覚えるポイント
組織標本は『固定→脱水→透徹→パラフィン包埋→薄切→染色』の順で、ホルマリンは最初の固定です。