35PM050第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

選択肢のうち悪性腫瘍はどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a:舌癌

この問題のポイント

選択肢を、悪性腫瘍・慢性炎症性疾患・良性潰瘍性病変・真菌感染症に分類します。四つのうち悪性腫瘍に該当するのは舌癌です。

解説

舌癌の多くは扁平上皮癌で、舌縁部に好発します。初期には口内炎に似た潰瘍や白斑・紅斑としてみえることがありますが、治りにくい潰瘍、硬結、易出血性、増大傾向、知覚異常などは精査を要する所見です。喫煙や飲酒は代表的な危険因子であり、確定診断には病理組織検査を用います。他の三つも口腔粘膜に症状を生じますが、疾患分類と成因が異なります。名称だけでなく、悪性腫瘍なのか、炎症性・感染性病変なのかを分けて判断することが重要です。

選択肢の確認

  • a 舌癌:舌に発生する悪性腫瘍であり、四つの中で唯一該当するため正解です。
  • b 口腔扁平苔癬:免疫学的機序が関与する慢性炎症性疾患です。経過観察は重要ですが、それ自体を舌癌と同じ悪性腫瘍には分類しません。
  • c アフタ性口内炎:疼痛を伴う円形・類円形の潰瘍を生じる良性病変で、通常は一定期間で治癒します。
  • d 口腔カンジダ症:Candida属真菌の過増殖による日和見感染症で、悪性腫瘍ではありません。

覚えるポイント

口腔粘膜の潰瘍が2週間以上治らない、硬い、出血しやすい、拡大する場合は、単なる口内炎と決めつけず舌癌を含む悪性病変を疑って精査します。

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