47B007|第47回 救急救命士国家試験 過去問
鎖骨下静脈に留置されている中心静脈カテーテルが輸液ルートから外れた場合、直ちに生じうる病態はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.空気塞栓症
この問題のポイント
中心静脈カテーテルが輸液ルートから外れて開放されると、吸気時の胸腔内陰圧で静脈内に空気が吸い込まれ、空気塞栓症を起こす危険があります。
解説
鎖骨下静脈などの中心静脈は胸腔内圧の影響を受けるため、カテーテルが開放状態になると吸気のたびに空気が血管内に引き込まれます。大量の空気が右心系や肺動脈に入ると空気塞栓症となり、突然の呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下、心停止を来します。対応はカテーテルをただちにクランプまたは閉鎖し、左側臥位で頭部を低くして空気を右心室内にとどめ、高濃度酸素を投与します。気胸や血胸はカテーテル挿入時の合併症、敗血症は長期留置の合併症、心タンポナーデは心臓穿孔による合併症です。
選択肢の確認
1.血胸:挿入時の血管損傷による合併症です。
2.気胸:挿入時の合併症です。
3.敗血症:カテーテル感染による遅発性の合併症です。
4.空気塞栓症:ルートの開放で直ちに起こり得ます。正答です。
5.心タンポナーデ:カテーテルによる心臓穿孔の合併症です。
覚えるポイント
「中心静脈ルートの開放=空気塞栓→直ちに閉鎖、左側臥位・頭低位、高濃度酸素」。