第46回・2023年

46D029|第46回 救急救命士国家試験 過去問

生後3か月の乳児。呼吸が止まっているため、母親が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS300。心肺停止状態。心電図波形は心静止。体温35.0℃。皮膚は蒼白である。外表の異常は認めない。 22:00に哺乳させ、いつも通りにベビーベッドに寝かせ、母親は23:00に乳児の隣のベッドで就寝したとのことである。翌朝に哺乳をさせようとした時に顔色が悪く、呼吸をしていないことに母親が気付いた。 この病態について発生のリスク因子となるのはどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.うつ伏せ寝

この問題のポイント

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子はうつ伏せ寝なので答えは2です。母乳・成熟児・満期産はリスクではなく、両親については飲酒でなく喫煙がリスクです。

解説

本例は外表に異常がなく、睡眠中に心肺停止で発見された生後3か月の乳児で、SIDSが疑われます。
SIDS(乳幼児突然死症候群)は、健康な乳児が睡眠中に突然亡くなる病態です。
リスク因子は、うつ伏せ寝、両親の喫煙、人工栄養(非母乳)、早産・低出生体重、暖めすぎなどです。
予防としては、あおむけ寝、妊娠中や乳児の周囲での禁煙、できるだけ母乳で育てることが勧められます。
母乳栄養は保護因子で、成熟児や満期産児はリスク因子ではありません。
両親の飲酒は確立されたリスク因子ではなく、喫煙が重要です。

選択肢の確認

1.母乳栄養:SIDSの予防因子です。
2.うつ伏せ寝:最も重要なリスク因子です。正答です。
3.両親の飲酒:確立されたリスク因子は喫煙です。
4.成熟児(正常な出生体重児):低出生体重児がリスク因子で、成熟児はリスクではありません。
5.満期産児(予定日通りの出生):早産児がリスク因子で、満期産児はリスクではありません。

覚えるポイント

「SIDSのリスク=うつ伏せ寝・両親の喫煙・人工栄養・早産/低出生体重」「予防=あおむけ寝・禁煙・母乳」。

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