第46回・2023年

46A096|第46回 救急救命士国家試験 過去問

近似四肢誘導Ⅱにおける心電図波形を別に示す。急性心筋梗塞発症12時間後の典型的な心電図はどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.E

この問題のポイント

発症12時間後の典型的な心電図はEなので、答えは5です。このころには異常Q波が出て、ST上昇にT波の陰転化が加わり始めるからです。

解説

急性心筋梗塞の心電図は時間とともに変化します。発症直後はT波の増高(超急性期T)、数時間でST上昇が出ます。12時間ごろには異常Q波が出現し、ST上昇とT波の陰転化が始まります。図Aは異常Q波(QSパターン)と深い陰性T波で陳旧性梗塞、Bは正常波形です。Cは発症数時間の単相性のST上昇、Dは超急性期のT波の増高と考えられます。Eは異常Q波を伴うST上昇に冠性T波の陰転化が加わっており、発症12時間後の典型像です。ST上昇を認めれば急性冠症候群として12誘導心電図を伝送し、カテーテル治療が可能な医療機関へ搬送します。

選択肢の確認

1.A:QSパターンと陰性T波で、陳旧性心筋梗塞の波形です。
2.B:正常な波形です。
3.C:単相性のST上昇で、発症数時間以内の波形です。
4.D:T波の増高で、超急性期の波形です。
5.E:異常Q波を伴うST上昇とT波陰転化が始まっており、発症12時間後の典型像です。正答です。

覚えるポイント

心筋梗塞の心電図経過は「T波増高(超急性期)→ST上昇(急性期)→異常Q波+ST上昇+T波陰転化(12時間〜)→冠性T波(亜急性期)→Q波のみ(陳旧性)」。

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