第48回・2025年
48A067|第48回 救急救命士国家試験 過去問
一側の散瞳を呈する頭痛の傷病者で疑うべき原因疾患はどれか。1つ選べ。
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正解3
正答
3.くも膜下出血
この問題のポイント
頭痛に片側の散瞳を伴うときはくも膜下出血を疑うので、答えは3です。動眼神経が動脈瘤や脳ヘルニアで圧迫されるからです。
解説
片側の瞳孔が大きくなる(瞳孔不同)のは、動眼神経(瞳孔を小さくする神経)の麻痺の所見です。頭痛を伴う場合は、脳動脈瘤の切迫破裂やくも膜下出血を疑います。動脈瘤は内頸動脈-後交通動脈分岐部にできると動眼神経を圧迫します。頭蓋内血腫による鉤ヘルニア(脳が押し出されて神経を圧迫する状態)でも起こります。片頭痛・緊張型頭痛・慢性副鼻腔炎では瞳孔不同は起こりません。一酸化炭素中毒の症状は両側性で、片側の散瞳は来しません。
選択肢の確認
1.片頭痛:瞳孔不同は起こしません。
2.緊張型頭痛:瞳孔不同は起こしません。
3.くも膜下出血:動脈瘤やヘルニアによる動眼神経麻痺で片側の散瞳を起こします。正答です。
4.慢性副鼻腔炎:瞳孔不同は起こしません。
5.一酸化炭素中毒:症状は両側性で、片側の所見は来しません。
覚えるポイント
「頭痛+一側の散瞳=動眼神経麻痺→動脈瘤・くも膜下出血・脳ヘルニア(緊急)」。
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