第49回・2026年
49A002|第49回 救急救命士国家試験 過去問
図に示す部位の陥凹が吸気時に顕著となるのはどれか。1つ選べ。

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正解3
正答
3.上気道閉塞
この問題のポイント
吸うときに鎖骨の上がへこむのは陥没呼吸なので、答えは上気道閉塞です。空気の通り道が狭いと、強く吸い込む力で柔らかい部分が引き込まれるからです。
解説
写真の点線で囲まれた部位は鎖骨上窩(鎖骨の上のくぼみ)です。
上気道が狭くなったり詰まったりすると、吸うときに胸の中が強い陰圧になります。
すると柔らかい鎖骨上窩や肋間、胸骨上窩が引き込まれてへこみます。
これを陥没呼吸といい、強い吸気努力が必要な病態でみられます。
緊張性気胸や心タンポナーデでは、陥没ではなく頸静脈怒張がみられます。
脱水では頸静脈が虚脱します(しぼみます)。
リンパ節転移による腫れは、へこみではなく膨らみです。
選択肢の確認
1.脱水:頸静脈の虚脱はみられますが、吸気時の陥没ではありません。
2.緊張性気胸:頸静脈怒張がみられます。
3.上気道閉塞:吸気努力が強くなり、鎖骨上窩が陥没します。正答です。
4.リンパ節転移:腫れとして触れ、へこみではありません。
5.心タンポナーデ:頸静脈怒張がみられます。
覚えるポイント
「吸気時の鎖骨上窩・肋間の陥没=上気道閉塞(陥没呼吸)」。
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