48C005|第48回 救急救命士国家試験 過去問
80歳の男性。食事中に急に咳込み、荒い呼吸となり家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数32/分。脈拍100/分、整。血圧160/88mmHg。SpO2値93%。努力様呼吸を認める。 聴診により吸気時喘鳴を強く聴取する部位は図のどれか。1つ選べ。

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正解: 1
正答
1.A
この問題のポイント
食事中の急な咳込みと努力呼吸は気道異物による上気道の部分閉塞を疑わせます。上気道狭窄の吸気時喘鳴(ストライダー)は喉頭に近い前頸部(図のA)で最も強く聴取されます。
解説
上気道が狭窄すると、吸気時に空気が狭い部分を通る際に高調な喘鳴が生じ、その音源に最も近い頸部で強く聞こえます。図のAは喉頭・気管の位置にあたる前頸部で、B・C・Dは前胸部、Eは背部の肺野です。下気道の狭窄(喘息など)では呼気時の喘鳴が前胸部や背部で聴取されます。気道異物が完全閉塞に進むと声が出せなくなるため、観察を続けながら速やかに搬送します。
選択肢の確認
1.A:前頸部で上気道狭窄の吸気性喘鳴が最も強く聴取されます。正答です。
2.B:前胸部上部で頸部より弱くなります。
3.C:前胸部中央です。
4.D:前胸部側方です。
5.E:背部の肺野です。
覚えるポイント
「吸気性喘鳴(上気道狭窄)は頸部で最も強い」「呼気性喘鳴(下気道狭窄)は胸部で聴取」。