46D004第46回 救急救命士国家試験 過去問

7歳の男児。朝より38℃の発熱。夕方になり呼吸困難が出現したため、母親が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数32/分。脈拍120/分、整。SpO2値93%。時々、膿のかたまりのような痰を排出する。シーソー様の胸郭運動が認められる。 この傷病者の聴診上、雑音が最も強く聴取される場所とタイミングで正しいのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.頸部吸気時

この問題のポイント

発熱後の呼吸困難、膿性の痰、シーソー呼吸を呈する小児は、急性喉頭蓋炎などの上気道の狭窄が疑われます。上気道狭窄の雑音(吸気性喘鳴・ストライダー)は頸部で吸気時に最も強く聴取されます。

解説

シーソー様の胸郭運動は、上気道の高度狭窄で吸気時に胸郭が陥没し腹部が膨隆する努力呼吸のサインです。上気道が狭くなると吸気時に空気が狭い部分を通過して高調な音(ストライダー)が生じ、狭窄部に近い頸部で最も強く聞こえます。下気道の狭窄(喘息など)では呼気時の喘鳴が前胸部で聴取されます。

選択肢の確認

1.頸部吸気時:上気道狭窄の吸気性喘鳴が最も強く聴取されます。正答です。
2.頸部呼気時:上気道狭窄では吸気時に強く聴取されます。
3.前胸部吸気時:上気道狭窄の雑音は頸部でより明瞭です。
4.前胸部呼気時:下気道狭窄(喘息)の所見です。
5.前胸部吸気時および呼気時:下気道の高度狭窄などでみられる所見です。

覚えるポイント

「上気道狭窄=吸気性喘鳴・頸部で聴取・シーソー呼吸」「下気道狭窄=呼気性喘鳴・前胸部で聴取」。

関連問題

46D00346D005
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)