47D028第47回 救急救命士国家試験 過去問

8歳の男児。母親が自宅で掃除中、息子の咳込みが止まらず救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識清明。脈拍120/分、整。血圧100/70mmHg。SpO2値91%。3年前から時々呼吸困難を訴え近医通院中で、ハウスダストが原因であるといわれている。 呼吸の観察で認められる所見はどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2.起坐呼吸

この問題のポイント

ハウスダストが原因の小児の気管支喘息発作では、下気道の狭窄により呼気延長と呼気性喘鳴、呼吸音の減弱がみられ、横になると苦しいため起坐呼吸を呈します。

解説

喘息発作では気道が狭くなり、呼気時に空気が出にくくなって呼気が延長し、笛のような喘鳴が聴取されます。傷病者は横になると呼吸が苦しくなるため座って前かがみになる起坐呼吸を示します。呼吸数は増加し(頻呼吸)、徐呼吸にはなりません。奇異呼吸はフレイルチェスト、吸気延長は上気道狭窄の所見で、重症化すると呼吸音はむしろ減弱します。

選択肢の確認

1.徐呼吸:発作時は頻呼吸になります。
2.起坐呼吸:喘息発作の典型的な所見です。正答です。
3.奇異呼吸:フレイルチェストの所見です。
4.吸気延長:上気道狭窄の所見で、喘息は呼気延長です。
5.呼吸音増大:重症では呼吸音は減弱します。

覚えるポイント

「喘息発作=起坐呼吸・呼気延長・呼気性喘鳴・頻呼吸、重症化で呼吸音減弱・会話不能・チアノーゼ」。

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