47D029第47回 救急救命士国家試験 過去問

1歳の男児。母親が帰宅したところ、ぐったりしているのを発見し救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識「あやしても笑わないが、視線が合う」。呼吸数32/分。脈拍132/分、整。血圧90/50mmHg。体温35.2℃。SpO2値96%。体表に複数の紫色と黄色の打撲痕と小さな熱傷創を認める。 このような所見を呈する児の親の特徴はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.発見から通報までの時間が長い。

この問題のポイント

体表に新旧混在する打撲痕や不自然な熱傷があり、低体温で栄養状態も懸念される児は虐待(身体的虐待・ネグレクト)が疑われます。虐待する親は受診や通報が遅れ、説明が一貫せず、児の発育や予後への関心が乏しい傾向があります。

解説

児童虐待を疑う手がかりには、説明と合わない外傷、新旧が混在する打撲痕、タバコの押し付けなどの特徴的な熱傷、不潔な身体、発育不良、受診の遅れがあります。保護者の特徴として、発見から通報・受診までの時間が長い、説明が変わる、児の状態に無関心、母子手帳の未活用などが挙げられます。したがって「予後に関心がある」「母子手帳を活用している」「説明が一貫している」「発育状態を理解している」は虐待する親の特徴とは逆です。

選択肢の確認

1.予後について関心がある:虐待する親は無関心なことが多いです。
2.母子手帳を活用している:活用していないことが多いです。
3.説明の内容が一貫している:説明が変わることが特徴です。
4.児の発育状態を理解している:理解していないことが多いです。
5.発見から通報までの時間が長い:受診・通報の遅れは虐待の特徴です。正答です。

覚えるポイント

「虐待を疑うサイン=新旧混在の打撲痕・不自然な熱傷・説明の矛盾・受診の遅れ」。疑ったら医療機関と児童相談所へつなぎます。

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