46C004第46回 救急救命士国家試験 過去問

28歳の男性。呼吸が苦しいとのことで家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数32/分。脈拍100/分。血圧150/80mmHg。SpO2値88%。 坐位で息が苦しいと訴える。聴診では両側胸部で連続性ラ音が聴取され呼気の延長が認められる。既往症として、幼少期はたびたび呼吸困難の発作があったとのことであった。 この傷病者の疾病として最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2.気管支喘息

この問題のポイント

両側胸部の連続性ラ音(笛音)と呼気延長、坐位での呼吸困難、幼少期の呼吸困難発作の既往は、気管支喘息の発作を示す典型的な所見です。

解説

気管支喘息では気道の狭窄により呼気が延長し、呼気時に高調な連続性ラ音(笛声音)が両側で聴取されます。幼少期に繰り返した呼吸困難発作の既往も喘息を裏付けます。気胸では呼吸音の左右差、急性喉頭蓋炎では吸気性喘鳴と嚥下痛、肺血栓塞栓症では呼吸音は正常でSpO2の低下と頻脈が主体、過換気症候群ではSpO2は正常で手足のしびれを伴います。

選択肢の確認

1.気胸:呼吸音の左右差が特徴で、両側性の連続性ラ音はみられません。
2.気管支喘息:両側の連続性ラ音と呼気延長が一致します。正答です。
3.急性喉頭蓋炎:吸気性喘鳴と嚥下痛が特徴です。
4.肺血栓塞栓症:呼吸音に異常がないことが多いです。
5.過換気症候群:SpO2は低下せず、ラ音も聴取しません。

覚えるポイント

「両側の呼気性連続性ラ音+呼気延長+発作の既往=喘息」。SpO2 88%は重症発作であり、酸素投与と起坐位で搬送します。

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