第46回・2023年
46C005|第46回 救急救命士国家試験 過去問
60歳の男性。突然強い後頭部痛を訴え、嘔吐後に歩行困難となったため家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍90/分、不整。血圧180/100mmHg。めまいを訴える。四肢の麻痺は認めない。高血圧の既往があるという。 この疾患の根本治療に対応する主たる診療科はどれか。1つ選べ。
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正解5
正答
5.脳神経外科
この問題のポイント
小脳出血が疑われるので答えは5の脳神経外科です。突然の後頭部痛・嘔吐・めまい・歩行困難・高血圧の組み合わせが小脳出血の典型です。
解説
小脳出血では、突然の後頭部痛、嘔吐、回転性めまい、立てない・歩けないという症状が出ます。
小脳は体のバランスを取る場所なので、手足の麻痺は伴わないことが多いのが特徴です。
血腫(出血のかたまり)が大きいと脳幹を圧迫したり水頭症を起こしたりします。
そのため緊急に開頭血腫除去術や脳室ドレナージが必要で、担当は脳神経外科です。
脈の不整(心房細動)があっても、症状は脳出血を示しているので循環器内科ではありません。
めまいだからと耳鼻咽喉科を選ぶと治療が遅れます。
選択肢の確認
1.外科:脳出血の治療を担当しません。
2.耳鼻咽喉科:末梢性めまいの診療科で、脳出血の治療は行いません。
3.消化器内科:嘔吐があっても消化器疾患ではありません。
4.循環器内科:脈の不整があっても主病態は脳出血です。
5.脳神経外科:小脳出血の外科的治療を担います。正答です。
覚えるポイント
「突然の後頭部痛+嘔吐+めまい・歩行困難+高血圧=小脳出血→脳神経外科のある病院へ」。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
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