46C005第46回 救急救命士国家試験 過去問

60歳の男性。突然強い後頭部痛を訴え、嘔吐後に歩行困難となったため家族が救急要請した。 救急隊到着時観察所見:意識JCS1。呼吸数24/分。脈拍90/分、不整。血圧180/100mmHg。めまいを訴える。四肢の麻痺は認めない。高血圧の既往があるという。 この疾患の根本治療に対応する主たる診療科はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.脳神経外科

この問題のポイント

突然の強い後頭部痛、嘔吐、めまい・歩行困難、高血圧の既往は小脳出血を強く疑わせます。小脳出血の根本治療(開頭血腫除去)を担うのは脳神経外科です。

解説

小脳出血では突然の後頭部痛、嘔吐、回転性めまい、起立・歩行の困難が特徴で、四肢の麻痺を伴わないことが多いです。血腫が大きい場合は脳幹の圧迫や水頭症を来すため、緊急に開頭血腫除去術や脳室ドレナージを行う必要があり、対応する診療科は脳神経外科です。脈拍の不整(心房細動)があっても、症状は脳出血を示しているため循環器内科ではありません。めまいだからといって耳鼻咽喉科を選定すると治療が遅れます。

選択肢の確認

1.外科:脳出血の治療を担当しません。
2.耳鼻咽喉科:末梢性めまいの診療科で、脳出血の治療は行いません。
3.消化器内科:嘔吐があっても消化器疾患ではありません。
4.循環器内科:脈の不整があっても主病態は脳出血です。
5.脳神経外科:小脳出血の外科的治療を担います。正答です。

覚えるポイント

「突然の後頭部痛+嘔吐+めまい・歩行困難+高血圧=小脳出血→脳神経外科のある病院へ」。

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