第46回・2023年
46A027|第46回 救急救命士国家試験 過去問
胸郭運動の障害で起こる呼吸様式はどれか。1つ選べ。
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正解1
正答
1.奇異呼吸
この問題のポイント
胸郭(胸のかご)の動きが壊れて起こる呼吸は奇異呼吸なので答えは1です。奇異呼吸は、息を吸うときに胸の一部がへこみ、吐くときにふくらむ呼吸で、多発肋骨骨折によるフレイルチェストで起こります。
解説
フレイルチェストでは、複数の肋骨が2か所以上で折れ、胸壁の一部が周りから切り離されます。
その部分は息を吸うときに内側へ引き込まれ、吐くときに外へ押し出されます。
これが奇異呼吸で、胸郭の動きそのものが壊れて起こる呼吸です。
失調性呼吸は延髄(脳幹の呼吸中枢)の障害で起こります。
死戦期呼吸は心停止の直後、クスマウル呼吸は代謝性アシドーシスでみられます。
チェーン・ストークス呼吸は脳障害や心不全でみられる中枢性の異常呼吸で、胸郭の障害ではありません。
選択肢の確認
1.奇異呼吸:胸郭の一部が吸気時にへこむ呼吸で、フレイルチェストが原因です。正答です。
2.失調性呼吸:延髄の障害による不規則な呼吸です。
3.死戦期呼吸:心停止直後にみられる喘ぎのような呼吸です。
4.クスマウル呼吸:代謝性アシドーシスでみられる深く大きな呼吸です。
5.チェーン・ストークス呼吸:呼吸の深さが周期的に変わり、無呼吸を伴う呼吸です。
覚えるポイント
「奇異呼吸=フレイルチェスト(胸郭の動揺)」。
異常呼吸は原因の場所(胸郭・中枢・代謝)で分類して覚えます。
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