第47回・2024年

47A053|第47回 救急救命士国家試験 過去問

頸髄損傷が疑われる呼吸様式はどれか。1つ選べ。

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正解2

正答

2.腹式呼吸

この問題のポイント

頸髄損傷では腹式呼吸になるので、答えは2です。胸を動かす肋間筋が麻痺し、横隔膜だけで呼吸するためです。

解説

肋間筋(胸を広げる筋)は、胸髄から出る肋間神経に支配されています。
頸髄が傷つくと、その下にある胸髄への指令が届かず、肋間筋は麻痺します。
一方、横隔膜を動かす横隔神経はC3〜5(頸髄の上部)から出ています。
これが残っていれば横隔膜だけで呼吸でき、吸うときにお腹が膨らみ胸が動かない腹式呼吸になります。
C3より上の損傷では横隔膜も麻痺し、呼吸が止まります。
努力呼吸や口すぼめ呼吸は呼吸器疾患、クスマウル呼吸は代謝性アシドーシス、チェーン・ストークス呼吸は中枢障害でみられます。

選択肢の確認

1.努力呼吸:気道狭窄や肺疾患でみられる呼吸で、頸髄損傷の特徴ではありません。
2.腹式呼吸:肋間筋麻痺で横隔膜だけの呼吸になる頸髄損傷の特徴です。正答です。
3.口すぼめ呼吸:COPDでみられる呼吸です。
4.クスマウル呼吸:代謝性アシドーシスでみられる深く大きな呼吸です。
5.チェーン・ストークス呼吸:中枢の障害でみられる周期性の呼吸です。

覚えるポイント

「外傷後の腹式呼吸+徐脈・低血圧・四肢麻痺=頸髄損傷」「横隔神経はC3〜5」。

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