Y2023M04E2Q24第2023年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理消化器系

摂取した食物中の炭水化物(糖質)、脂質及び蛋白質を分解する消化酵素の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。 炭水化物(糖質) 脂質 蛋白質

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

三大栄養素を分解する消化酵素を対応させる問題です。

炭水化物にはアミラーゼやマルターゼ、脂質にはリパーゼ、蛋白質にはペプシンやトリプシンが働きます。

解説

消化では、食物中の大きな栄養素を、消化管から吸収できる小さな物質へ分解します。酵素には、それぞれ主に作用する栄養素があります。

炭水化物の消化には、でんぷんを分解するアミラーゼや、麦芽糖をブドウ糖へ分解するマルターゼなどが関与します。

脂質の消化にはリパーゼが働き、脂肪を脂肪酸やモノグリセリドなどへ分解します。胆汁は脂肪を細かい粒にして消化を助けますが、消化酵素ではありません。

蛋白質の消化には、胃液に含まれるペプシンや、膵液に含まれるトリプシンなどが関与します。

したがって、炭水化物にマルターゼ、脂質にリパーゼ、蛋白質にトリプシンを対応させた1が正しい組合せです。

ひっかけポイント
酵素名だけを覚えるのではなく、「炭水化物・脂質・蛋白質」のどれに作用するかを整理します。リパーゼは脂質、ペプシンとトリプシンは蛋白質です。

衛生管理者としての実務ポイント
消化器症状を訴える労働者に対して衛生管理者が診断を行うことはありません。症状の持続や悪化がある場合は、休養を確保し、産業医や医療機関への相談につなげます。

選択肢の確認

1.マルターゼ リパーゼ トリプシン
正しい組合せである。
マルターゼは炭水化物、リパーゼは脂質、トリプシンは蛋白質を分解する酵素です。

2.トリプシン アミラーゼ ペプシン
誤り。
ペプシンを蛋白質に対応させた点は正しいですが、トリプシンは蛋白質、アミラーゼは炭水化物に作用します。

3.ペプシン マルターゼ トリプシン
誤り。
トリプシンを蛋白質に対応させた点は正しいですが、ペプシンは蛋白質、マルターゼは炭水化物に作用します。

4.ペプシン リパーゼ マルターゼ
誤り。
リパーゼを脂質に対応させた点は正しいですが、ペプシンは蛋白質、マルターゼは炭水化物に作用します。

5.アミラーゼ トリプシン リパーゼ
誤り。
アミラーゼを炭水化物に対応させた点は正しいですが、トリプシンは蛋白質、リパーゼは脂質に作用します。

この問題では「正しいもの」を選ぶため、1が正答です。

覚えるポイント

  • アミラーゼとマルターゼは、炭水化物の消化に関与する。
  • リパーゼは、脂質を分解する。
  • ペプシンとトリプシンは、蛋白質を分解する。
  • 胆汁は脂肪の消化を助けるが、消化酵素ではない。

関連問題

Y2023M04E2Q23Y2023M04E2Q25
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)