Y2026M04E2Q22|第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
消化器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、消化器系の基本と、胆汁の性質が問われています。
胆汁は消化酵素を含みませんが、脂肪を乳化して消化を助けます。誤りは「酸性」という部分です。
解説
消化では、糖質、蛋白質、脂肪などが消化酵素により分解され、吸収されやすい形になります。
一方、無機塩やビタミン類は、基本的に消化酵素で分解されずに吸収されます。
唾液には、デンプンを分解するアミラーゼが含まれます。胃では、ペプシノーゲンが胃酸によってペプシンとなり、蛋白質を分解します。
胆汁は肝臓でつくられ、胆のうに蓄えられます。胆汁は消化酵素を含みませんが、脂肪を乳化して、膵液中のリパーゼなどが働きやすい状態にします。胆汁は酸性ではなく、アルカリ性です。
ひっかけポイント
胆汁は「消化酵素を含まない」「脂肪を乳化する」「アルカリ性」とセットで覚えます。
選択肢の確認
1.無機塩及びビタミン類は、酵素による分解を受けないでそのまま吸収される。
記述としては正しい。
無機塩やビタミン類は、糖質、蛋白質、脂肪のように消化酵素で分解される必要がなく、基本的にそのまま吸収されます。
2.唾液の成分は、ほとんどが水であるが、デンプンをより小さい糖に分解する消化酵素を含む。
記述としては正しい。
唾液の大部分は水分ですが、唾液アミラーゼを含み、デンプンをより小さい糖へ分解します。
3.ペプシノーゲンは、胃酸によってペプシンという消化酵素になり、蛋白質を分解する。
記述としては正しい。
ペプシノーゲンは胃酸により活性化され、ペプシンとなります。ペプシンは蛋白質を分解する消化酵素です。
4.胆汁は、酸性で、消化酵素は含まないが、食物中の脂肪を乳化させ、脂肪分解の働きを助ける。
正答。記述としては誤り。
胆汁は消化酵素を含まず、脂肪を乳化して脂肪分解を助ける点は正しいです。しかし、胆汁は酸性ではなくアルカリ性です。
5.小腸の表面は、ビロード状の絨毛という小突起で覆われており、栄養素の吸収の効率を上げるために役立っている。
記述としては正しい。
小腸の粘膜には絨毛があり、表面積を大きくすることで栄養素の吸収効率を高めています。
覚えるポイント
- 唾液アミラーゼはデンプンを分解する。
- ペプシノーゲンは胃酸でペプシンになり、蛋白質を分解する。
- 胆汁はアルカリ性で、消化酵素を含まない。
- 胆汁は脂肪を乳化して、脂肪分解を助ける。
- 小腸の絨毛は、吸収面積を広げる。