Y2026M04E2Q24|第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
第二種労働生理消化器系
肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、肝臓の機能が問われています。
肝臓は、代謝、解毒、胆汁生成、尿素合成、グリコーゲンの合成・分解などを行いますが、ヘモグロビンの合成は肝臓の主な機能ではありません。
解説
肝臓は、人体の中で非常に多くの代謝機能を担う臓器です。
主な機能には、次のようなものがあります。
- 糖質代謝: グリコーゲンの合成と分解
- 脂質代謝: コレステロールの合成
- 蛋白質代謝: アミノ酸代謝、尿素合成
- 解毒: 有害物質や薬物などの分解
- 胆汁生成: 脂肪の消化を助ける胆汁をつくる
ヘモグロビンは赤血球に含まれる色素蛋白で、酸素運搬に関係します。通常の成人では、赤血球は主に骨髄でつくられるため、肝臓の機能として「ヘモグロビンを合成する」とするのは適切ではありません。
ひっかけポイント
肝臓は多機能な臓器ですが、「血液に関係するものすべて」をつくるわけではありません。ヘモグロビンは赤血球と結びつけて覚えます。
選択肢の確認
1.コレステロールを合成する。
記述としては正しい。
肝臓は脂質代謝に関係し、コレステロールを合成します。コレステロールは細胞膜や胆汁酸などの材料にもなります。
2.尿素を合成する。
記述としては正しい。
肝臓では、蛋白質代謝で生じる有害なアンモニアを尿素に変えます。尿素は腎臓から尿中に排出されます。
3.ヘモグロビンを合成する。
正答。記述としては誤り。
ヘモグロビンは赤血球に含まれる酸素運搬に関係する色素蛋白です。肝臓の機能としてヘモグロビン合成を挙げるのは適切ではありません。
4.血液中の身体に有害な物質を分解する。
記述としては正しい。
肝臓は解毒機能を持ち、血液中の有害物質や薬物、アルコールなどの代謝・分解に関係します。
5.グリコーゲンを合成し、及び分解する。
記述としては正しい。
肝臓は血糖の調節に関係します。血糖が高いときはグリコーゲンを合成し、血糖が低いときはグリコーゲンを分解してグルコースを供給します。
覚えるポイント
- 肝臓は、解毒、尿素合成、胆汁生成、グリコーゲン代謝を行う。
- 肝臓はコレステロールを合成する。
- ヘモグロビンは赤血球に含まれ、肝臓の機能としては扱わない。
- 肝臓は代謝の中心臓器として整理する。
- 労働生理では、臓器名と機能をセットで覚える。