Y2025M04E2Q23第2025年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働生理呼吸器系

呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、呼吸運動、吸気、ガス交換、呼吸数、呼吸中枢が問われています。

呼吸中枢の位置が重要です。呼吸中枢は、間脳の視床下部ではなく、主に延髄にあります。

解説

呼吸は、肋間筋や横隔膜などの呼吸筋の働きにより行われます。

吸気では、胸郭内容積が増え、胸腔内圧が低下し、空気が肺内へ流れ込みます。肺胞と毛細血管の間で行われる酸素と二酸化炭素の交換は、外呼吸です。

身体活動時には、二酸化炭素分圧の上昇などが刺激となり、呼吸が促進されます。ただし、呼吸中枢は間脳の視床下部ではなく、主に延髄にあります。したがって、選択肢5が誤りです。

ひっかけポイント
視床下部は体温調節や自律神経系、内分泌系の調節に関係します。呼吸中枢は主に延髄と覚えると整理しやすいです。

健康管理のポイント
呼吸に関する知識は、息切れ、呼吸困難、熱中症、酸素欠乏などの理解にもつながります。衛生管理者は異常を診断するのではなく、安全確保、応急対応、救急要請、産業医や管理監督者への報告につなげます。

選択肢の確認

1.呼吸運動は、肋間筋、横隔膜などの呼吸筋によって胸郭内容積を周期的に増減し、それに伴って肺を伸縮させることにより行われる。
記述としては正しい。
呼吸運動は、肋間筋や横隔膜などの呼吸筋によって胸郭内容積が増減し、それに伴って肺が伸縮することで行われます。

2.胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔、気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。
記述としては正しい。
吸気では、胸郭内容積が増えて肺内の圧が低くなり、外気が鼻腔、気管などを通って肺内へ流れ込みます。

3.肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、外呼吸である。
記述としては正しい。
肺胞内の空気と毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は外呼吸です。組織と血液の間で行われるガス交換は内呼吸として整理します。

4.呼吸数は、通常、1分間に16~20回で、成人の安静時の1回呼吸量は、約500mL である。
記述としては正しい。
成人の安静時の呼吸数は、通常1分間に16~20回程度です。安静時の1回呼吸量は約500mLです。

5.身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより間脳の視床下部にある呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。
正答。記述としては誤り。
身体活動時に二酸化炭素分圧の上昇などにより呼吸が促進される点は正しいですが、呼吸中枢は間脳の視床下部ではなく、主に延髄にあります。

覚えるポイント

  • 吸気は、胸郭内容積が増えて肺内圧が低くなることで起こります。
  • 肺胞と毛細血管の間のガス交換は外呼吸です。
  • 呼吸中枢は、主に延髄にあります。

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