Y2025M04E2Q29|第2025年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、ストレス反応とストレッサーの基本が問われています。
ストレスは、すべてが悪いものとは限りません。適度なストレスは意欲や活動性を高めることがあります。一方、過度なストレスや本人に合わないストレスは、心身の不調につながることがあります。
解説
ストレス反応では、自律神経系や内分泌系が関与します。
典型的なストレス反応では、交感神経系が活発になり、副腎皮質ホルモンなどの分泌が増加します。副腎皮質ホルモンの代表であるコルチゾールは、ストレスへの適応反応に関係します。
したがって、「副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある」とする選択肢3は誤りです。
メンタルヘルス対応のポイント
衛生管理者は、ストレスによる不調を診断するのではありません。長時間労働、配置転換、職場の人間関係、休業状況、自覚症状の訴えを把握し、産業医、保健スタッフ、人事労務部門、管理監督者と連携して対応します。
選択肢の確認
1.個人にとって適度なストレッサーは、身体的には活動の亢進を、心理的には意欲の向上、満足感、充実感などを生じさせる。
記述としては正しい。
適度なストレッサーは、活動性や意欲を高め、満足感や充実感につながることがあります。ストレスは強さや受け止め方によって影響が異なります。
2.個人の能力や感性に適合しないストレッサーは、心理的には不安、焦燥感、抑うつ感などを、身体的には疲労を生じることがある。
記述としては正しい。
本人の能力や感性に合わないストレッサーは、不安、焦燥感、抑うつ感、疲労などを生じることがあります。業務量、役割、対人関係などが関係します。
3.典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の著しい減少がある。
正答。記述としては誤り。
典型的なストレス反応では、副腎皮質ホルモンの分泌は増加する方向に働きます。著しく減少するとする記述は誤りです。
4.ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じることがある。
記述としては正しい。
過度なストレスは、自律神経系や内分泌系を介して、高血圧症、狭心症、消化性潰瘍などに関係することがあります。
5.昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。
記述としては正しい。
昇進、転勤、配置替えは、良い出来事に見える場合でも、環境変化や責任の増加によりストレスの原因となることがあります。
覚えるポイント
- 適度なストレスは、意欲や活動性を高めることがあります。
- 過度なストレスは、不安、抑うつ感、疲労、身体症状につながることがあります。
- ストレス反応では、副腎皮質ホルモンの分泌が増加する方向に働きます。