Y2025M10E2Q30|第2025年10月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ストレッサーとストレス反応の基本が問われています。
誤っているものを選ぶ問題なので、正答の選択肢は「記述として誤り」です。
解説
ストレスとは、外部からの刺激であるストレッサーに対して、心身に生じる反応をいいます。
ストレッサーには、職場の人間関係、仕事量、役割の変化、騒音、暑さ、寒さ、悪臭など、さまざまなものがあります。
ストレス反応には、自律神経系と内分泌系が深く関与します。ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや、副腎皮質ホルモンも関係します。
ただし、ストレッサーが常に心身の活動を「抑圧する」とは限りません。短期的には心拍数の増加、血圧上昇、覚醒水準の上昇など、活動を高める方向の反応も起こります。
したがって、「その形態や程度にかかわらず、心身の活動を抑圧する」とする選択肢1は誤りです。
ひっかけポイント
ストレス反応は、単に心身を抑える反応ではありません。自律神経系や内分泌系を介して、活動を高める反応も起こります。
メンタルヘルス対応のポイント
衛生管理者としては、労働者の不調を診断するのではなく、長時間労働、職場環境、人間関係、配置転換後の負担などを把握し、産業医、管理監督者、人事労務部門との連携につなげます。
選択肢の確認
1.外部からの刺激であるストレッサーは、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
正答。記述としては誤り。
ストレッサーへの反応は、心身の活動を必ず抑圧するものではありません。自律神経系や内分泌系を介して、心拍数増加や覚醒水準上昇など、活動を高める反応も起こります。
2.ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
記述としては正しい。
ストレス反応には、自律神経系と内分泌系が関与します。ノルアドレナリン、アドレナリン、副腎皮質ホルモンなどは、ストレス反応に深く関係します。
3.昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。
記述としては正しい。
昇進、転勤、配置替えは、役割、責任、人間関係、生活リズムの変化を伴うため、ストレスの原因となることがあります。
4.職場環境における騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある。
記述としては正しい。
騒音、暑さ、寒さ、湿度、悪臭などの物理的・環境的要因もストレッサーになります。職場巡視では、作業環境の不快要因にも注意します。
5.ストレスにより、自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患又は内科的疾患が生じる場合がある。
記述としては正しい。
強いストレスや慢性的なストレスにより、自律神経系や内分泌系のバランスが崩れ、心身の不調につながることがあります。必要に応じて専門職へつなげることが重要です。
覚えるポイント
- ストレッサーは、外部からの刺激や負荷をいいます。
- ストレス反応には、自律神経系と内分泌系が関与します。
- カテコールアミンや副腎皮質ホルモンは、ストレス反応に関係します。
- 昇進、転勤、配置替え、騒音、気温、湿度、悪臭もストレス要因になり得ます。
- 衛生管理者は、早期把握、相談体制、記録、産業医や管理監督者との連携につなげます。