32PM101第32回 柔道整復師国家試験 過去問

病理学・一般臨床医学整形外科疾患スポーツ整形・骨端症

疾患と徴候の組合せで正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

股関節疾患では、疾患名と特徴的徴候を整理します。

大腿骨頭すべり症では、跛行や股関節機能障害によりトレンデレンブルグ徴候がみられることがあります。

解説

トレンデレンブルグ徴候は、中殿筋など股関節外転筋の機能低下により、片脚立位で骨盤が反対側へ下がる徴候です。

大腿骨頭すべり症は、思春期に多く、肥満傾向の男子にみられやすい疾患です。大腿骨頭が骨端線で後下方へすべることで、股関節痛、膝痛、跛行、可動域制限などを生じます。

ドレーマン徴候は、大腿骨頭すべり症で股関節屈曲時に外転・外旋を伴う徴候として重要です。腸腰筋短縮ではトーマステストなどを考えます。

ルドロフ徴候は腸腰筋障害や大腿神経麻痺などと関連して問われることがあります。ペルテス病の代表徴候としては跛行、股関節可動域制限、トレンデレンブルグ徴候などが重要です。

尻上がり徴候は大腿直筋短縮や損傷で重要です。

鑑別のポイント
大腿骨頭すべり症は、肥満思春期男子、股関節痛または膝痛、外旋歩行、ドレーマン徴候とセットで覚えます。トレンデレンブルグ徴候も股関節疾患でみられます。

選択肢の確認

1.腸腰筋短縮-ドレーマン徴候
誤り。
ドレーマン徴候は大腿骨頭すべり症で重要です。腸腰筋短縮ではトーマステストなどを考えます。

2.ペルテス(Perthes)病-ルドロフ徴候
誤り。
ペルテス病では大腿骨頭の阻血性壊死により、跛行、股関節可動域制限、トレンデレンブルグ徴候などを考えます。ルドロフ徴候との組み合わせは不適切です。

3.股関節インピンジメント-尻上がり徴候
誤り。
尻上がり徴候は大腿直筋短縮や大腿直筋損傷でみられます。股関節インピンジメントの代表徴候としては不適切です。

4.大腿骨頭すべり症-トレンデレンブルグ徴候
正しい。
大腿骨頭すべり症では、股関節機能障害により跛行やトレンデレンブルグ徴候がみられることがあります。正しい組み合わせです。

覚えるポイント

  • トレンデレンブルグ徴候は股関節外転筋機能低下でみられる。
  • 大腿骨頭すべり症は思春期、肥満傾向、外旋歩行が重要。
  • ドレーマン徴候は大腿骨頭すべり症で重要。
  • 尻上がり徴候は大腿直筋短縮・損傷でみられる。

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