33PM60|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患スポーツ整形・骨端症
離断性骨軟骨炎で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.股関節に多い。
この問題のポイント
離断性骨軟骨炎は、関節軟骨とその下の骨が限局性に障害され、骨軟骨片が不安定化・遊離する疾患です。
好発部位は、膝関節、肘関節、足関節などであり、股関節に多いという記載は誤りです。
解説
離断性骨軟骨炎は、関節面の軟骨下骨に変性や壊死が生じ、進行すると骨軟骨片が離断して関節内遊離体となることがあります。
成長期のスポーツ選手にみられることがあり、特に野球を行う小児では肘関節、なかでも上腕骨小頭に発生する離断性骨軟骨炎が重要です。
症状として、運動時痛、関節可動域制限、引っかかり感、ロッキングなどがみられます。
診断には単純エックス線、CT、MRIなどが用いられます。MRIは軟骨や軟骨下骨の状態、病巣の安定性を評価するのに有用です。
股関節にも骨軟骨障害は起こりえますが、離断性骨軟骨炎の好発部位として「股関節に多い」とするのは不適切です。
選択肢の確認
1.股関節に多い。
誤り。
離断性骨軟骨炎は膝、肘、足関節に多く、股関節に多いとはいえません。
2.変性壊死である。
正しい。
軟骨下骨の変性・壊死を背景に骨軟骨片が不安定化します。
3.MRIは診断に有用である。
正しい。
MRIは軟骨下骨や骨軟骨片の状態を評価するのに有用です。
4.野球をする小学生に好発する。
正しい。
成長期の野球選手では、上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎が問題になります。
覚えるポイント
- 離断性骨軟骨炎は、軟骨下骨の変性・壊死が関係する。
- 好発部位は膝、肘、足関節。
- 野球少年では上腕骨小頭の病変が重要。
- MRIは診断や病巣評価に有用。
- 股関節に多いという記載は誤り。