32PM87|第32回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学脱臼・小児肘顎関節脱臼・障害
顎関節前方脱臼で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
顎関節前方脱臼では、下顎頭が関節結節を越えて前方へ転位します。
そのため、関節窩の前方に関節頭を触知します。
解説
顎関節脱臼は、あくび、大開口、歯科治療などで口を大きく開けた際に起こることがあります。
前方脱臼では、下顎頭が関節結節を越えて前方に移動し、元に戻らなくなります。患者は口を閉じにくくなり、流涎や発語困難を伴うことがあります。
両側脱臼では開口状態で閉口不能となります。片側脱臼では下顎が健側へ偏位し、口の開閉が完全に不能というより、開閉障害や偏位が問題になります。
関節包は破れることが多いわけではなく、女性や高齢者に比較的みられやすいと整理します。
整復で見るポイント
顎関節脱臼では、整復時に術者の母指を臼歯部に置くため、整復後に噛まれないよう保護が必要です。無理な操作は避けます。
選択肢の確認
1.男性に多い。
誤り。
顎関節脱臼は女性に比較的多いと整理します。男性に多いという記述は不適切です。
2.関節包は破れることが多い。
誤り。
顎関節前方脱臼では関節包が必ず破れる、または多く破れるとはいえません。関節包破裂を代表的特徴として選ぶのは不適切です。
3.関節窩の前方に関節頭を触知する。
正しい。
前方脱臼では下顎頭が関節窩の前方へ転位するため、関節窩の前方に関節頭を触知します。特徴的所見です。
4.片側脱臼では口の開閉は不能となる。
誤り。
片側脱臼では下顎偏位や開閉障害がみられますが、完全な口の開閉不能としては両側脱臼でより典型的です。片側脱臼の説明としては不適切です。
覚えるポイント
- 顎関節前方脱臼では下顎頭が前方へ転位する。
- 関節窩の前方に関節頭を触知する。
- 両側脱臼では閉口不能が目立つ。
- 片側脱臼では下顎偏位に注意する。