112A15|第112回 医師国家試験 過去問

小児・周産期・女性医学産婦人科妊娠生理・健診

妊娠初期の超音波検査で診断できるのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・b・e

正答

a 稽留流産、b 異所性妊娠、e 2絨毛膜2羊膜性双胎

この問題のポイント

妊娠初期の超音波は、妊娠の場所、胎児の生存、胎数と膜性を確認する検査です。染色体診断そのものとは区別します。

解説

超音波では胎囊が子宮内にあるか、胎芽・胎児と心拍が確認できるかを評価します。適切な大きさや経時的変化を満たして心拍が確認できなければ稽留流産を診断できます。異所性妊娠も、付属器内に胎囊や胎芽などを描出できれば診断できます。ただし子宮内胎囊が見えないだけで即断はできず、妊娠時期やhCG値、再検査を併せます。

双胎では絨毛膜・羊膜の構成を初期に判定します。一方、21 trisomyを疑う超音波所見はあっても確定には染色体検査が必要です。胎児発育不全は、その後の胎児計測や成長の推移で評価する病態です。

選択肢の確認

a 稽留流産
正しい。胎児の大きさや経時的変化などの診断基準を踏まえ、胎児心拍がないことから診断できます。

b 異所性妊娠
正しい。子宮外に胎囊・胎芽などの妊娠所見を確認することで診断できます。

c 胎児発育不全
誤り。初期の一度の超音波で診断するものではなく、妊娠週数に対する胎児サイズや成長の推移で評価します。

d 胎児21 trisomy
誤り。項部透過像の肥厚などはリスク評価に用いますが、超音波だけで染色体異常を確定できません。

e 2絨毛膜2羊膜性双胎
正しい。胎囊の配置、隔壁、絨毛膜の構成などから、初期に膜性を判定します。

覚えるポイント

  • 初期超音波:場所、生存、胎数、膜性。
  • 異常を疑う所見と、確定診断を区別します。

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