112A14|第112回 医師国家試験 過去問
診察器具の写真を別に示す。 成人に対して鼻処置を行った上で、鼻腔から上咽頭、喉頭にかけて内視鏡検査を実施する際に使用する器具はどれか。2つ選べ。

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正解: b・c
正答
b ②、c ③
この問題のポイント
経鼻内視鏡の前処置では、鼻腔を見やすく開き、鼻汁などを除いて安全な通過経路を確保します。
解説
写真③は二枚の先端を開いて鼻前庭を広げる鼻鏡です。鼻粘膜や鼻中隔、下鼻甲介の状態を観察し、通過しやすい側を判断します。写真②は細長い吸引管で、鼻汁などの分泌物を吸引するために用います。必要な局所処置を行った上で、鼻腔底付近から内視鏡を進めて上咽頭・喉頭を観察します。
鼻腔は狭く粘膜を損傷すると出血しやすいため、器具を単に細さだけで判断せず、先端の形状と機能を確かめます。耳鏡、鑷子、舌圧子を、鼻鏡と吸引管から区別する設問です。
選択肢の確認
a ①
誤り。①は光源と観察窓を備えた耳鏡で、主に外耳道や鼓膜の観察に用います。
b ②
正しい。②は吸引管です。鼻汁などを吸引し、鼻腔の視野と内視鏡の通過経路を確保します。
c ③
正しい。③は鼻鏡です。先端を開いて鼻前庭を広げ、鼻腔内を観察する鼻処置に用います。
d ④
本問の選択には当たりません。④は鑷子で、綿や異物などを把持する器具です。鼻腔を開いて観察する機能や吸引する機能はありません。
e ⑤
誤り。⑤は舌圧子で、舌を押さえて口腔・咽頭を観察する器具です。経鼻の観察経路を確保する器具ではありません。
覚えるポイント
- 鼻鏡で広げる、吸引管で分泌物を除く。
- 器具は先端の構造と使用部位から判断します。
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