112B16|第112回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム医療倫理・医療安全患者の権利・意思決定支援

患者中心の医療を実践するにあたり適切でないのはどれか。

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正解: d

正答

d 患者からの質問の制止

この問題のポイント

患者中心の医療として適切でないものは、患者からの質問を制止することです。理解と意思決定への参加を妨げます。

解説

患者中心の医療では、医学的な情報に加えて、患者の希望、価値観、生活上の制約、感情を理解し、本人と協力して方針を決めます。同じ治療効果や副作用でも、仕事や家庭、本人の大切にすることによって受け止め方は異なります。

質問は、患者が理解できていない点や不安を明らかにする機会です。分かりやすく説明し、理解を確認しながら質問できる雰囲気を作ります。意見が対立した場合も一方的に従わせず、背景を確かめて共通の目標を探します。患者の希望を無条件に受け入れることと、患者中心の医療は同じではありません。

選択肢の確認

a 患者の意向の確認
適切です。患者の希望と治療目標を確認し、医学的に妥当な選択肢を一緒に検討します。

b 患者の感情への配慮
適切です。不安や怒り、悲しみなどを受け止めることは、信頼関係と納得のある診療に役立ちます。

c 患者との対立の解消
適切です。対立の理由を確認して対話し、可能な合意点を探します。強制的に意見を抑えるという意味ではありません。

d 患者からの質問の制止
不適切であり正答です。疑問を解消できず、十分な理解に基づく同意や治療への参加を妨げます。

e 患者とのパートナーシップ
適切です。医療者が情報と専門性を提供し、患者の経験や価値観と合わせて方針を決めます。

覚えるポイント

  • 患者の意向と理解を確認し、質問を歓迎します。
  • 意見の違いは対話を通じて扱います。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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