112B5|第112回 医師国家試験 過去問
造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
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正解: d
正答
d 腎機能
この問題のポイント
ヨード造影剤を使うCTでは、提示された項目の中で腎機能の確認が最も重要です。
解説
ヨード造影剤は主に腎臓から排泄されます。重度の腎機能低下や急性腎障害がある場合は、造影後の腎障害リスクと検査で得られる利益を慎重に評価する必要があります。血清クレアチニンやeGFRを確認し、脱水、併用薬、検査の緊急性も考慮します。
腎機能低下があれば造影CTが一律に禁止されるわけではありません。代替検査の可能性や必要な予防策を検討し、生命に関わる診断を遅らせる不利益と比較します。また実際の造影前確認では、過去の造影剤反応や喘息なども重要ですが、これらは本問の選択肢にはありません。
選択肢の確認
a 喫煙歴
優先度は低いです。背景疾患の評価には役立ちますが、造影剤投与前の安全性に直接関わる項目としては腎機能が重要です。
b 飲酒歴
優先度は低いです。脱水や肝疾患などの背景を知る情報ですが、造影剤の排泄・腎障害リスク評価に代わりません。
c 肝機能
腎機能より優先しません。一般的なヨード造影CTでは肝代謝能より腎排泄と腎障害リスクを確認します。
d 腎機能
正しい。腎排泄と造影後の腎障害リスクを評価し、適応や予防策を判断します。
e 認知機能
必要に応じ確認しますが、同意や検査協力の問題であり、この中で造影剤の安全性に最も直接関連するのは腎機能です。
覚えるポイント
- 造影CT前はクレアチニン・eGFRと急性腎障害の有無を確認します。
- 検査の利益と腎障害リスクを個別に比較します。
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