112C14|第112回 医師国家試験 過去問
正常胎芽・胎児において心拍数が最も多い時期はどれか。
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正解: b
正答
b 妊娠9週
この問題のポイント
胎芽・胎児の正常心拍数は妊娠初期に上昇し、妊娠9週前後で頂点となった後に緩やかに低下する。
解説
胎芽の心拍が確認され始める時期には心拍数は比較的少なく、妊娠週数が進むと速やかに増加する。正常妊娠の心拍数は妊娠9週前後でおよそ170〜180/分という高い値を示し、その後は次第に減少して妊娠中期以降の水準に近づく。したがって選択肢のうち最も心拍数が多い時期は妊娠9週である。
この変化には心臓の発達と自律神経調節の成熟が関係する。妊娠後半で用いる胎児心拍数基線の通常範囲を、そのまま妊娠初期の胎芽に当てはめて頻脈と判断してはいけない。また妊娠週数は最終月経を基準とした週数であり、受精後の週数と約2週間の差がある。絶対値の丸暗記より、初期に上昇、9週前後で最大、その後低下という時間的な推移を押さえる。
選択肢の確認
a 妊娠6週
誤り。妊娠6週は心拍が確認され始めた後の増加期に当たり、一般に9週前後の最大値には達していない。
b 妊娠9週
正しい。妊娠9週前後が正常心拍数のピークとなり、その後は緩やかに減少する。
c 妊娠16週
誤り。妊娠16週では妊娠初期のピークを過ぎ、心拍数は9週頃より少なくなっている。
d 妊娠28週
誤り。妊娠28週は妊娠後半の心拍調節が進んだ時期であり、初期のピークより心拍数は少ない。
e 妊娠40週
誤り。妊娠40週は正期産の時期で、心拍数が妊娠全体の最大となる時期ではない。
覚えるポイント
正常胎児心拍数のピークは妊娠9週前後。初期と妊娠後半では正常な心拍数の水準が異なる。
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