112F5|第112回 医師国家試験 過去問
保健医療に関する国際的な提言と内容の組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
宣言・憲章は、その対象を健康、健康づくり、患者の権利、研究倫理、プライマリヘルスケアに分けると整理できます。
解説
ヘルシンキ宣言は、人を対象とする医学研究の倫理原則を示した世界医師会の宣言です。研究参加者の権利・安全、倫理審査、説明と同意などを扱い、公衆衛生の定義を提示する文書ではありません。WHO憲章は健康の広い概念、オタワ憲章は人々が健康を高める力と支援環境、リスボン宣言は患者の権利、アルマ・アタ宣言はプライマリヘルスケアを扱います。研究を受ける立場と診療を受ける立場を混同しないことがポイントです。
選択肢の確認
a WHO憲章——健康の定義
正しい組合せです。WHO憲章では健康を疾病の欠如だけに限定せず、身体・精神・社会面を含めて捉えます。
b オタワ憲章——ヘルスプロモーション
正しい組合せです。オタワ憲章は、個人の技能だけでなく健康を支える政策・環境・地域活動などを重視します。
c リスボン宣言——患者の権利
正しい組合せです。リスボン宣言は、良質な医療、自己決定、情報、秘密保持などの患者の権利を扱います。
d ヘルシンキ宣言——公衆衛生の定義
誤った組合せなので正答です。ヘルシンキ宣言の主題は人を対象とする医学研究の倫理です。
e アルマ・アタ宣言——プライマリヘルスケア
正しい組合せです。アルマ・アタ宣言は、住民参加や公平なアクセスなどを伴うプライマリヘルスケアを重視します。
覚えるポイント
ヘルシンキは研究倫理、リスボンは患者の権利、オタワはヘルスプロモーションと対応させます。
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