112F6|第112回 医師国家試験 過去問

社会医学・医療システム公衆衛生生活習慣・健康づくり

地域におけるヘルスプロモーションの例として最も適切なのはどれか。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

ヘルスプロモーションでは個人の努力に加え、健康な行動を取りやすくする生活環境づくりを重視します。

解説

歩くように指導するだけでは、交通量が多く危険な道しかない地域の住民は実行しにくいままです。安全な歩道を整備すると、多くの人が日常生活で身体活動を増やしやすくなり、健康を支援する環境ができます。オタワ憲章の考え方には政策や環境、地域活動などへの働き掛けが含まれます。他の選択肢も必要な医療・福祉サービスですが、提示された中で地域住民の日常的な健康づくりを支える例として最も直接的なのは歩道の整備です。

選択肢の確認

a 安全にウォーキングが行える歩道の整備
正しい。運動を選びやすい安全な環境をつくり、住民の健康づくりを社会的に支援する取組です。

b 救急医療機関への搬送体制の構築
本問では選びません。救急搬送体制は発症・受傷後の救命に重要ですが、日常の健康行動を支える環境整備の例としてはaがより直接的です。

c 移植医療を行う医療機関の設置
本問では選びません。移植医療施設は重い臓器不全の治療を担う高度医療資源です。

d 特別養護老人ホームの設置
本問では選びません。特別養護老人ホームは介護が必要な高齢者の生活を支える施設で、住民全体の健康行動を促す環境づくりとは主な目的が異なります。

e 緩和ケア病棟の設置
本問では選びません。緩和ケア病棟は重い疾病に伴う苦痛の緩和を担い、地域の日常的な身体活動支援の例ではありません。

覚えるポイント

健康づくりは知識の普及だけでなく、「健康に行動しやすい環境」を整えることでも進められます。

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